今日はちょっとマジメなお話です。あ、いつもマジメなんですけど・・・(^^;)
アパレル業界の裏事情といいますか、ちょっと難しいお話になるかと思います。
現在というか数年前からですが、アパレル業界は氷河期のように厳しい時代です。
安い中国製品にどんどん押されて、日本の縫製工場もどんどん倒産していってます。
アパレルメーカーさんもなんとか企画生産していっても、世間もみんな不景気なせいで
店頭に並べた服もたくさん売れ残っている状態です。
そんな中、快進撃で伸びてきている会社があるそうで。
それはMade in Japanの子供服ブランドです。
なんと、そのブランドさんの子供服はすべて2000円以下!
日本製でこの値段!!そりゃ、みんな飛びついて買いますよね。
どうしてこんな値段で日本製の服が作れるのかというと・・・。
昔から繊維産業として発展していた地域がありまして、
そこでは現在でも、ある日本製のアイテム縫製を70%もしめている地域です。
とはいえ、やはり一昔前に比べては落ちてきているし、
経営者も高齢になったりで、たくさんの縫製工場が閉鎖していっています。
そこで働いていた「主婦の職人さん」に内職として縫製をしてもらっているのです。
このブランドさん、数ヶ月前にテレビの番組で取り上げられたそうです。
(私は見てないのですが)
番組の主旨は「雇用問題」。
リストラや就職氷河期の深刻な問題のこの時代で、主婦という働き手が快進撃を見せる、
というものだったようです。
私は仕事柄、お洋服を見ると「これ、いくらで縫ってるんだろう?」と計算してしまいます。
このブランドを知ったときも、第一にそこを計算してしまいました。
このブランドさんの場合、中間業者を挟み込まないで直接、販売店に卸しているようです。
それも低価格の理由となっているんですが。
そこを考慮したとしても・・・
定価2000円弱。
詳しい計算方法は書きませんが、
服には生地も使います。ボタンやファスナーなどの副資材も必要です。
それらを計算して・・・
どう考えても、縫製工賃としては
500円以下・・・。
番組では、この内職主婦さんたちの縫製の技術にも注目していたようです。
元々は何十年も縫製工場で働いていた人たちです。
服飾専門学校のトップクラスの生徒さんと、ズボンのウエストを縫い上げる競争をしました。
結果は、生徒さんが10分ほどかかる作業を、ベテラン主婦さんは1分ちょいで仕上げたそうです。
縫製工場ではスピードも重視します。
納期があってそれに遅れると大変なことになりますから。
それに手抜きも失敗も許されません。
そんなすごい縫製技術をもった主婦たち。
この人たちは、何年も何十年もかかってこの技術を習得したはずです。
私もこのブログでいくつかのプロのコツを披露しています。
でも「コツはコツ」でしかなく、本当の意味での技術ではありません。
このコツを知ったところで、すぐにバシっとした服が縫えるわけではないんです。
やっぱり長年の経験を経て、腕が、手が、指が、「勘」を覚えて染みこんでいって
初めて「縫製職人」となるんです。
話は戻りますが、この子供服ブランドさん。
「主婦の内職だから、この価格で出来るんです!」とのこと。
逆に考えれば・・・
主婦だから低工賃でいいだろう、ってか。
彼女たちは「主婦」である以前に、立派な「縫製職人」です。
世界に誇る日本の縫製技術を修得した職人に、
「主婦だから」という理由で低コストな労働力とみなされてしまうのは、
あまりに悲しすぎます。
このブログを読んでいただいてるみなさんは、ミシンでものを作り上げてる方が多くいらっしゃいます。
一着の服を作り上げるという工程は、どれだけ複雑で繊細でとても大変なことだということを、
ご理解していただけるかと思います。
そんな大変な仕事が、パートの時給以下だったとしたら・・・。
この子供服ブランドさん。
どうしてこんな価格にしてしまったんだろう。
そりゃ、子供服は同じアパレル業界の中でもかなり厳しい分野になります。
すぐに大きくなるし汚すし、安ければ安いほうがいいです。
中国製の安い子供服もたくさん出回っています。
そんな価格競争に負けじと乗り出してしまったんでしょうが、
「Made in Japan」を背負うなら、もっと違う方法で競争して欲しかったです。
とはいっても、本来なら自宅でこのまま眠ってしまうはずの技術が、
この子供服ブランドによって世の中に再度復活したということについては喜ぶところなんですが。。。
ちなみに、このブランドを支えてる内職主婦さん。
38歳から71歳の方たちがいらっしゃるようです。
38歳の人はともかく、71歳の方はあと何年この仕事が出来るんでしょうか。
そして、この内職主婦さんたちがいなくなったら、このブランドはどうなるんでしょうね・・・。
今日は固いお話になってしまって申し訳ありません。明日(もう今日か)から3連休!
主婦のみなさんは連休の方が大忙しですよね。
洗濯、お掃除、がんばりましょう〜(^o^)/
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sanjyuさんこんにちは(#^.^#)
こちら暖かい一日です。そちらはどうですか(*^。^*)
低価格で日本産にはこんな事情があったんですね。。。
工賃500円。。。
私は子どものスパッツでさえも1間位かかります。。
プロの腕を持つ方々が、そんな低賃金。。悲しいですね。。
そういえば、オクなども子ども服は低価格ですよね。
購入する方も、手作りの大変さ、分からないから安いもの安いものを選び
売り手も安くせざるおえなくなりますね〜〜(>_<)
3連休初日から洗濯・掃除に大奮闘で疲れました〜〜〜(*^。^*)
うちの母も似たようなものでした。
母は美容師で、着物の着付けやらヘアメイクやら、
その道ではトップクラスまでのぼり詰めたそうです。
育児で仕事を辞めてからも、働きたくてうずうずと・・・
近くの写真店で着付け・ヘアメイクの求人があり、
時給がたったの1000円(素人の着付けさんたちと同額)でも
仕事を始めました。
七五三・成人式・卒業式・・・
早朝4時から出勤、帰宅は夕方という、ハードでも充実した毎日。
写真店は大繁盛で、従業員も増え大規模になってきました。
それでも・・・4年勤めても1000円のまま。
家族みな「理不尽だ!」「やめてしまえ!」と言っても
本人は「私が辞めたらだれがやるの?」と。
結局母にガンが見つかり摘出。
抗がん剤の治療で苦しむ傍ら、その写真店からFAXが。
「七五三のヘアメイク、コツ教えてくれないかしら?
写真の見栄えが良ければそれでいいから、お願いします」
あまりのことに母も呆れ、縁を切りました。
母や本職でやっている、もしくはやっていた人間がどれだけ苦労したのか・・・
プライドはずたずたに引き裂かれました。
今回の記事を読み、どの世界にも『職人』さんを軽んじて
利益ばかりに目を向けてしまう人間がいるんだと思うと・・・
憤りを感じてしまいますね。
そのテレビ番組、観ました。
「はやっ!!」て声が出ましたよ。
旦那さんの帰りの時間を考えて食事のしたくしながら、製品を回収に来る車の時間までに仕上げる・・・・。
「あと*分あるから何枚縫える」って・・・・。
私も、短い期間ではありましたがメーカーに勤務していましたし、夫の実家は縫製工場でしたから、原価計算する癖が・・・・。
一枚の服が出来上がるまでにどれほどの人の手を渡り、いくつの工程を必要とするかを知っています。
国産ではどうしても高くなりますが、それだけ高い技術が使われていますからね。
大事にしなくちゃ、無くなってからじゃ遅いよ!!
マグロと同じだ〜!
食うだけ食って、あとは知らないって分けに行かない。
「育てる、管理する」ってことがしっかり出来なきゃね。
ブラウス1枚縫って、500円。これ聞いたことがあります。
1着、全行程で?ってびっくりしました。
技術のある人がもらう報酬金額ではありませんね。
たまに、デザインのために、既製服を見にゆくことがありますが、
あまりにも安くて、制作意欲を 失うことがあります。
先日見に行った、無印の服は ベトナム製でした。
全く知らず、今回初めて知りました。
いろんな事を含んでいて、とてもとても考えさせられますね。
私が一番悲しく思ったのは、それほどまでの技術を持った職人さんが
そんな低賃金の場所でしか活躍できないことです。
せめて、今ここで働く若い女性(主婦)がたくさんの技術を取得していって、
いつか好景気が来た時に、誇りを持って仕事し、高待遇で雇われて欲しいものです。
それと、made in Japan の衰退。
日本製品(最近は布雑貨も扱っています♪)を海外に輸出する仕事を
している身としては、これも大問題です。
そういや、最近子供の目眩が激しくて、私は会社を休みがち。
スペインのお客さんに「迷惑かけます。」と謝ったら
「将来を担う世代を育てているんだから、堂々と子育てしなさい。」と
激励されました。
日本の主婦のみなさん、いろんなことに負けず、頑張りましょう!!!
>mamさん
家事おつかれさまです^^
オクの子供服、全般的にはたしかに安いですね。
でも中には数人、めちゃくちゃ可愛いデザインのハンドメイドを出品している人がいらっしゃるんです。
そんな素人のハンドメイドが、すごい高額になってたりするんですよ。
買い手のほうも、「良い物」「欲しい物」はちゃんとその価値なりの金額は出すんですね。
作り手(メーカの企画者)が売れるための企画をせずに、安易に「安けりゃ売れるだろう」としか考えないから、そのしわ寄せが職人にかぶさってきちゃうんですね。
>bajirikoさん
その対応は酷すぎますね。
お母さま、美容師さんだったんですね。
着付け・ヘアメイクも立派な職人技。
「手に職をつければ食いっぱぐれない」と言われてた時代もありましたが、
今は「食えない」ですよ。
街のティッシュ配りのほうが時給良かったりします。
嘆かわしいことです。
>ekkoさん
見てましたか!?私も見たかったな〜。
原価計算、しちゃいますよね〜。
こんなすごい技術も、内職じゃ「若手を育てる」ことなく終わっていくスタイルですもんね。
この番組を作った人は、そこに気がつかなかったのかな。
>yukkoさん
今、中国もかなり発展してきて今までのような低コストってわけにはいかなくなってしまったようです。
で、次に目をつけたのがベトナム。
ベトナムが発展したら次はどこへ行くんでしょうか。
日本の会社のお偉いさんは何を考えてるのか。
もっと自国の技術に目を向けてもらいたいものです。
>reeさん
海外の人は子育てに関しても技術に関しても本当に大事に感じてくれていますね。
ほんとに、made in Japanはいったいどうなるんだろう。。。
でも、なくなることは絶対にないと思ってます。
基本的には手が器用でもの作りの大好きな日本人。
もう遺伝子並みですよ^^
主婦さんの中でも、こうしてハンドメイドでもの作りをされている方もいっぱいいらっしゃいますもん。
はじめまして。
私も縫製工場に事務員として7年ほど勤めてましたので、思わずコメしてしまいました。
外国製の安価なお洋服に対抗しようと国内の縫製工場も四苦八苦していますよね・・
そんな国内の縫製工場も今では外国人実研修生がほとんど・・・
縫製工場で日本人の工員さんを探しても若い人の姿はほとんど無く・・・
実研修生の待遇も決して良いと言えるものでもなく・・・
こんなので日本の縫製業界はどうなるんだろ〜?
日本の高い技術が次の世代へ伝えられなくなるのでは?
…と漠然と思ってます。日本の若い人が離れていったのは
工賃や時給の安さもあるとおもいます。
難しい問題ですよね。
>matukoさん
コメントありがとうございます。
工賃500円が低賃金と書きましたが、では他の職人がもっとたくさんもらっているのかというと、そうでもないんですよね。
生きるために必要だと言われている「衣食住」。
それらを作っている縫製職人・農家の人・大工さん。
もっと根っこを大事にしてくれないと、人間の生きる道を失うと思いますね。
大げさかもしれませんが(笑)
IT業界やらなんやら言いますが、コンピューターが自動で1着の服を作ってみろ!ですよね^^
はじめまして
心打たれました______
物事は常に利潤の追求ですね_______
私も昔 ある有名なメーカーのまとめの内職をしたことがあります。
スーツやコートで手縫いでないとまとめられない 部分縫いです。
裾まつりやボタンホールです。
パターンをおこし 裁断をし 仮縫いをし 本縫いに入りますが、
作った事の無い人には その手間のたいへんさは 解からない世界ですね。
手仕事の技術は大変な物なのに 価値が低すぎますね〜
工賃500円_______時給にも値しないですね^^;
これでは若い世代の人達がやりたくてもできない仕事になってしまいます。
誠に悲しいですね。。。。。。
>キコさん
まとめ仕事、大変でしたでしょう。
私も毎月、数日間はまとめ仕事をやっています。
昔は内職さんに頼んでいたんですけど、その方がお辞めになったことと、
経費削減のためにもやってます。
縫製工賃が低いため、まとめ仕事に出せるだけの費用がまかなえないんです。
今でも人の手でしか出来ない作業はたくさんあります。
それらがすべて今現在の職人の負担となってさらに圧迫しています。
ホントに悲しいです。。。
おはようございます。私もこの番組、見てました。今の縫製業界の悪循環をついていますよね。
私はパタンナーを志望していましたが、それだけの仕事はなく、サンプル縫製の仕事もしたことがあります。元々、緻密に作り上げるのが好きで、私が起こしたパターンが複雑過ぎたのもありますが、請負主に「こんな難しく作らなくていいの、どうせ本縫製はベトナムだからもっとテキトーでいい」と言われました。私にしてみれば、ビックリです。量産でしたから、「それなりにデザインに沿った」パターンで良かったんです、デザイナーもデザイナーと言う職業にプライドがある訳ではない世界。ただの雇われ企画屋さん。だから、文句も言わないと。
驚愕でした。
やはり、内職もそうですが、根本が間違っているんですよね。
>まみさん
プライドのないデザイナー、うちもしょっちゅう出くわします。
不明なことを聞いても「テキトーにお願いします。」とか「うーん、こんな場合他のメーカーはどうしてます?」と逆に聞かれたり。
「雇われ企画屋さん」(笑)とっても的を射ていて吹き出しちゃいました^^
そんなデザイナーさんも、最初はもっと熱意を持ってこの世界に入ってきたはずなんでしょうけどね〜。
twitter に関連の会話がありましたので、まとめさせていただきました。
http://togetter.com/li/135814
>okihuranさん
お目に留めていただき、ありがとうございます。
こうしてたくさんの人に読んでいただけると有り難いです。
1着の工賃500円だとしても、縫うのにどれぐらいの時間がかかるものなんでしょう?
15分で縫えるのなら時給は他のパートとかよりよっぽど高いでしょうし、
1着の工賃と時給を比べるのは変な話じゃないですか?
かなり時間がかかるという話なのかもしれませんが。
それと、結局給料は需要と供給の問題なんで、需要側が出す金額を批判して、
それで需要が減ったら、むしろ給料が下がったりすると思います。
こういう形態で技能のある主婦に安くで
仕事してもらおうとする企業が増えれば、逆に給料は上がるわけです。
彼女たちも、パートに比べてメリット(金銭面、もしくは時間的に融通が利くとか)
があるからその仕事をしてるわけで、
企業側が倫理的に悪いことをしているかのように批判しても
あまりいいことないと思います。
Twitterからきました。
私も求職中に、ハローワークの職業訓練にかよったんですが、その時、縫製コースを選びました。数年前の事なんですが、先生は、昭和のはじめの女工さながらな方で、そこは厳しいスピード管理の時間制限と私語が全く許されず、寸分の無駄な動きも許さない、沈黙の軍隊の訓練の様な空閑でした。今思えば、高い技術とスピードと正確さが求められる厳しい仕事だからだ、というのがよくわかります。
その時に、薄々は知っていたものの、つきつけられた驚愕の事実に額然としました。そんなに厳しく殺伐とした、まるで機械の一部の様な正確さとスピードが必要な技術なのに、先生のお話を伺っていると、給料はとんでもなく安いのです。
ハローワークで仕事を探しても、初任給は10万前後です。
一体、こんな仕事をする人がいるのだろうか、そして、1番努力しているであろうつくる人が、歯車の一部の様に動き、厳しい訓練を経て、得られる対価がこの程度とは一体どういう事なのだ、と愕然しました。
酷い、あまりにも酷すぎる。それから私は安すぎる服や物、食べ物は買えなくなりました。お金持ちっていうのはこういう人の使い方ができる人がお金持ちなんですか?これが正しいお金持ちの姿?と信じられない気持ちになりました。結局自分も安い工賃で働くのが嫌で、高級ブランドの販売員の職につきました。
そのほうが仕事も随分と楽だし、縫製より何倍も稼げるからです。
この国は何かおかしいと思いました。
この構造をどうにかできないものかと自分で今頭を悩ませます。福島の原発でも、1番危険な作業をする人が一番給料が安くて保証もされません。
なんだか本当おかしいと思います。
その事を思う度に胸が締め付けられます。
この放送で紹介された会社は、よくある日本企業の技術者ダンピングとは違う気がしますけどね。
むしろ社長は消え行く日本の高品質な縫製技術を活用し残していきたいと前向きな方向性で語っていましたよ。
高付加価値に高い価格をつけても売れなけりゃ技術の伝承もクソもない、全てが消えいくだけ。
それならば職人を活用したほうがいいし、いずれ品質とブランドが認められれば海外進出も可能になり利益も上がり、
フルタイムで働けない中高齢女性が継続して収入を得られる場所をもっと拡大していけるかもしれない。
解決策は価値の分かる世界中の富裕層相手に製品や技術を売るしかないですよね。
内需はもう無理。ジャンルに関わらずムリ。
社会構造も国民性も次世代を育てる仕組みになっていないから成長する要素ナシ。
ばんぐみをみたものとして
番組を見ていない上での伝聞を根拠での企業批判は的外れに感じます
この企業、最近の農産物みたいに製作者の記名入り商品を高付加価値で販売するなどしていたかと
賃金は必ずしも高くはないしょうけど、働きがいを与えることは可能である…との試行錯誤であったかとおもいます
ただ、各分野の職人さんが冷遇されているのは事実です
が、バッサリいうと技術はお金になりません
例えば同じ材料を使ったラーメンで、新入社員が作ったモノが400円
この道30年の職人が作ったのが800円
飲食業界は材料原価は微々たるものです
さぁ、二軒が隣り合っていたとして、貴方はどちらで食べるでしょうか?
そう言う問題だとおもいます
技術はお金に換算するのは難しく、あくまでプラスαにとどまりがちな顧客ニーズが現実ですね
番組は見てないですが、元パタンナーをしていました。
縫製の職人さんを生活保護より安い給料で雇っていたのを思い出しました。
安いコストの服は職人やデザイナー、パタンナー、生地を作る職人まで人件費を削って作られています。当然若い人は当然育ちません。
日本の縫製や生地を作る技術は間違いなく世界一です。それが求められていない、わからないのも事実です。
服を作った人がある人ならばその作業がどれだけ大変かわかるかと思いますが、
日本製にこだわり価格を下げる事は、いずれは質も下げる事になるでしょう。
低賃金が嫌なら受けないのも自由。
受け手がいなくなれば自然とつぶれるでしょうし、その内職が成り立つのであれば需要と供給のバランスが取れているという証拠でしょう。
技術があるかどうかというのは業界内での内輪話のようなもので、一般人=お客さんには分からないのです。
そこでお客さんは物の価値が分からない、馬鹿だ、とばっさり言ってしまえば、言ってしまってもよいでしょうが。それではお仕事になりません。
売り手が、買い手を見下しているようなお店では誰も何も買いたくはないですよね。
よりお金がほしいのならば、技術(デザイン等も含めて)があることと同時に商売をする人である必要があるでしょう。
それができる方は既にウェブなどで自分で作って販売されているかなと思いまして。
そうでない方はどうするかというと、商売人の方と組む訳です。
自分で商売ができないのなら、それは仕方のないことです。
今回の件については、職人さんと会社側が争っている訳ではないのだから別に首突っ込む必要ないんじゃないでしょうか。
職人さんも別に拉致監禁されて強制労働させられている訳でもありませんし。
特に争っていない場合は上手い関係を築けているでしょうから、それに部外者がどうこういうのは野暮です。
技術があるのはすばらしい事ですが、それだけでは稼げません。
技術があることが最も尊いと思うのは職人のエゴで、業界や日本の将来などを悲観するのはただの感傷に過ぎません。
もちろん、商人にもエゴはありますし、買い手にもエゴはあります。
そこを嫌だと言ってしまっては、やはりお仕事はできませんので、うまく利用して世の中を渡ってゆくのです。
お客さんは素人ですが、素人だからこそ私達は稼ぐことができると言う事も忘れてはいけないと思います。
今はwebがありますから、ファンがつけば作品を高値で取引する事も可能です。
お客さんの欲しいものを理解し、それを作る技術さえあればやって行けます。
何も悲しむことはありません。
時代は変化の渦の真っ只中です、従来の方法が通用しない時代になりつつあります。というか、なってます。
大切なのは、変わってゆく世界と、自分を否定せず受け入れてゆくことです。
それが生きる力になります。
実際の会社 主婦だから低工賃でいいだろう とは思っていないようですよ?
1枚500円でも一枚10分でできれば時給3000円です。
会社側は衰退した地域の活性化、主婦側もスキルを活かした仕事がもらえて満足、
なwin-winなモデルのようなので、実情を知らずに
残念、悲しいと揶揄するのはネガティブに考えすぎかなーと思いました。
>> 低賃金が嫌なら受けないのも自由。
受け手がいなくなれば自然とつぶれるでしょうし、その内職が成り立つのであれば需要と供給のバランスが取れているという証拠でしょう。
50過ぎた人たちに他の仕事しろって言っているようなもん。
国産の農業は保護して、他は保護しないなんて不公平では?。
関税や賃金体系、労働基準法を守るとか方法はあるはず。
大事にされてなくて、使い捨てなのが問題なんです。
日本は資源もないし、お得意の先端技術も最近は怪しげ。
じゃあ何が残るかというと、人間なんですよね。
そしてその人間を作るためにちゃんとコストもかけてる。
なのにいざ社会人になって現場にでると使い捨て。
人件費を落とさないと海外との競争に負けるのは分かります。
また負けたら全部失うのもわかりますよ。
でもその結果が人間の使い捨てでは、あまりに未来は暗いですね。
難しいテーマです。
そもそも物理的な物自体がコモディティ化しているので
物を作る人の価値が下がっている=低賃金化しているという現実に
逆らうことはできないんじゃないでしょうか。
身の回りの物を100円ショップで揃える人がSMAPのコンサートには8500円払って見に行くわけです。
世の中の人がどのようなものになら高いお金を払う価値があると考えているかを見定めて
彼らが求めるものを提供する側に回るかしかありません。
ブログ主のちいです。
たくさんのご意見ご感想ありがとうございます。
お一人お一人にレスを返せず、大変申し訳ありません。
みなさまのコメントはすべてじっくり読ませていただきました。
どのコメントも、私の心にズッシリと響くものでした。
たくさんの方にこの問題を読んでいただけたこと、そしてそれぞれ自分の思いを書いて下さったこと、感謝いたします。
とっても難しい問題です。
何が正解なんてわかりませんし、答えさえ出ない問題かもしれません。
でも、この問題を考えることによって、日本人としてひとつふたつ成長していけるような気がします。
本当にありがとうございました。
ども。Twitterから来ました。
放送されたその番組、見てました。
私は簿記の資格を持ってて営業もやってた者として言おうと思います。
私の勤めてた工場も手作りの商品を作ってたのでなんとなくですが・・・・・・・・。
現在は工場でも技術継承が出来ていないところが多いです。
そんな中で(分業制でしたから一人頭の工賃はもっと安いです)一着500円前後の工賃ででも仕事として両者の利害が一致するなら問題はないと思います。
実際、放送中は両者ともにある程度納得してるようでした。
回収に来ていた業者さんも出来たらもっと払いたい、技術継承をしたいようなことも言っていたような覚えがあります。
職人の技術なんて役に立たない、位なことを言う経営者のほうが多い中でこの業者さんは良心的ですし、内職である以上工場経費の分職人に内職代を多く払えるというメリットもあります。
技術料に関しては先程誰かが言っていたラーメンの話があります。
(それに関しては昨日発売のヤングマガジンに掲載されてる「湾岸ミッドナイトC-1ランナー」での有栖氏とノブの会話参照)
実際の収入が低い現在、消耗品にあまりお金をかけられないのも事実です。
他の商品の内職は考えられないほど安いです(大体銭単位が多いです)。
なのでMade in Japanの人のこの方法は経営的戦略として間違ってるとは思えません。
この放送を見て私は埋れている人的財産の価値、というものがあるのだと気づきました。そういう意味では(恣意的に編集されていたということを差し引いても)とても役に立った番組です。
長文、失礼しました。
はじめまして、カバン屋の生産管理をしているものです。
2000円が定価の商品であれば、工賃は500円もあれば喜ぶ額だと思います。(少なくとも当社では2000円の製品であれば、工賃は100〜200円の間です。)
ただ、ここにコメントを残されている方に知っておいてもらいたい事実があります。
職人の工賃は時給換算してはいけません。
たとえば、上記の例でいえば500円が単価で、500個の生産ロッドだとします。これが不良品などの減価措置なく、フルで仕上がった場合、25万円になります。
問題はこの500個をどれだけの“期間”で生産するのか、という事です。
一週間であれば、月の残り3週間別の仕事が出来ます。単純計算で、この職場には100万の生産能力があるといえます。
二週間かかるのであれば、この職場は50万円の給料が支払われる可能性があります。ですので期間がかかればかかるほど、月の売り上げに該当する収入が減ります。
また、工場生産の場合は流れ作業です。手数(工程数)が多ければ生産期間に影響しますし、短ければ早めにあがります。もちろん、生産者の力量も大きくかかわりますので、すべてはやる気次第ともいえます。
ですから、若い人達が育たないのは、これがハードな仕事だとしても手に技術を身に着ければ”稼げる仕事”でもある。という認識を与えられない事にもあると思います。現実、当社では月に300万稼いでいる人もいるくらいですから。(例外的ですが、、、)
そしてまだまだ国内には日本人でない方が、日本産を作っているという現実もあります。この業界、問題は山済みですよね。でも、まだ出来る事はたくさんある。悲観的になる時間があったら、よいことをしたいと私は考えています。
単価アップは必須事項です。それでも数字が伸び悩むのは、やはり安くていいものを買いたいという消費者心理が根底にあるのだと思います。
通りすがりの方がwin-winの関係でしょ?とおっしゃっておりましたが、内情を知るものとして言えば、それは幻想です。ただ、純粋な市場原理がそこにはあるだけです。
Made In Japan、これが本当に世界で通用する品質あり続けることをねがって。
長文、失礼いたしました。
Twitterから来ました。
大変憂慮すべき問題だと思います。
技術者の世界でもこれに近いものがあります。
大学の工学部で学び、日本の輸出産業の基幹を担う工業界で技術を磨き。
そこで会社が傾くと、「売れ筋」ではない技術者は派遣会社で時給いくらの派遣社員として働くことを余儀なくされます。売れ筋ではない系統の技術でも工業には絶対必要なものですが、値段をつけるのは技術に理解のある人ではありません。
技術、技能を持った人をなぜ粗略に扱うのか、国の将来が不安になります。